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春暁雲海図
¥180,000
『春暁雲海図』(しゅんぎょううんかいず) F30号 画仙紙 墨 水墨画です。 額のサイズ 縦 約81cm 横 約99cm 2022年 第5回日美展 水墨画部門 作家部門入賞作品です。 福井県大野市にある荒島岳の春の雲海と輝く夜明けをイメージした作品です。 朝日に照らされた世界が平和と豊穣に満たされてほしいという願いを込めました。 手前の山林は、たっぷりと墨と水を含ませた筆を叩きつけるような大胆な筆使いで描きました。 山も濃墨で大胆に勢いよく表現しました。 龍をイメージした雲海に沈む黒々とした山々に水墨画ならではの気韻生動(きいんせいどう)を感じて頂けましたら嬉しいです。 額は、金色のアルミのフレームに、淡いグリーンのマットの組み合わせで落ち着いた雰囲気となっています。 雲海に沈む山々を描くという題材は、水墨画でこそ素晴らしい表現が可能なのではないかと、あたためていたテーマでした。そして、荒島岳を見た時に、この雲海図のイメージがわきました。 この雲海図は、水墨画でなければ表現する事ができない作品だと思います。 ご縁を頂けましたら幸いです。
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Las rosas F15 画仙紙 顔彩 墨
¥150,000
色付ですが、水墨画です。「顔彩(がんさい)」という日本画で使う絵具と、墨で描いています。紙は画仙紙という、中国の紙を使っています。とても薄い紙で滲みやすいために扱いが難しく、画家泣かせの紙ですが、綺麗な滲みと透明感を出せるので、こだわってこの紙に描いています。他の紙ではなかなか、この花びらの透明感は出せません。 薔薇は、砕いた貝殻を原料としている「胡粉」という白い絵具に、紅や群青を混ぜて渋い色合いを出してみました。蔓薔薇が勢いよく咲き誇っている様子を表現できたと思います。葉や茎は、墨の濃淡を重ねてグラデーションを出しました。墨色の美しさを味わっていただけると思います。 花の絵には、その空間を癒す力があると思っています。絵を観てくださる方が、薔薇たちを観て、日ごろの疲れやストレスから少しでも解放されて、癒されてくれたらいいな~、という願いを込めて描きました。 F15号サイズになりますが少し大きめです。サイズは下記をご参考になさって下さい。 絵の大きさ 縦52cm 横64.5cm 額縁の大きさ 縦70cm 横89cm 額は艶消しのゴールドに、マーブルのような模様が入ったアンティーク調のものを使用し、華やかですが落ち着いた、女性らしい雰囲気に仕上がっています。 ※額の表面に透明なガラスが貼ってあるため、写真の右側部分に壁の映り込みがあり、申し訳ありません。ご容赦下さいましたら幸甚です。 ※雅号は『京』を使用しております。
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夜竹 水墨画 半紙サイズ 墨
¥120,000
月夜に浮かぶ夜の竹を表現してみました。 水墨画では竹の絵は「四君子(しくんし)」と言って、蘭・菊・梅とともに「理想の君子」の姿とされ、入門者が最初に学ぶ題材です。 竹は、まっすぐに伸びるその姿から、強い意志と強靭な精神力を持った清廉潔白な君子の姿と例えられています。 濃い墨で大胆に竹の葉を描き、乾かないうちにすばやく竹の枝の線をぶつけて滲みを表現しています。 『付立て』(つけたて)という、輪郭線を引かずに、筆の腹を使い、大胆に面で形をとっていく技法で描いています。水墨画独特の技法です。付立て技法による描写は、形にとらわれず、生き生きとした点と線で対象の本質を捉え表現しようとするものです。 竹の画は、水墨画における「四君子」の一つであり、特に竹の線の上達には修練が必要とされています。 額は、渋いメタルのフレームに、濃紺の地に刺繍が施されているマットを合わせてみました。飾りやすいサイズです。また、竹の絵は季節を問いません。和室や書斎、男の子の部屋にいかがでしょう。